毎月のファイル分割・結合作業、終わらないコピペに疲れていませんか?
月末月初に発生する、部門別のExcelファイルや店舗ごとのCSVデータを一つにまとめる作業。毎回手作業で開いてコピー&ペーストを繰り返していませんか?実は、その作業はKNIMEを使えば、ボタン一つで完了させることができます。
多くの事務職の方が悩む「同じ処理を何度も繰り返す作業」は、プログラムを書かなくてもノーコードツールで解決可能です。特に、データの量が増えてくると、エクセルがフリーズしてしまう原因にもなります。KNIMEで複数のCSVファイルをフォルダごと一括結合する方法をすでに試された方もいるかもしれませんが、今回はさらに応用範囲が広い「ループ処理」の考え方を解説します。
KNIMEのループ処理とは何か?Excelとの違い
Excelの場合、もし100個のファイルを処理したいなら、100回マクロを実行するか、手作業で100回コピペをする必要があります。しかし、KNIMEのループ処理を使えば、箱を用意してその中に「一つのファイルを処理する手順」を入れるだけで、あとはKNIMEが自動的に全てのファイルを順番に取り出し、処理を実行してくれます。
専門的には「繰り返し処理」と呼びますが、イメージとしては「ベルトコンベア」です。流れてくる箱(データ)に対して、同じ加工(例えば列の削除や日付の変換)を順番に施していく、と考えると分かりやすいでしょう。
ループ処理を実践する3ステップ
実際にループを組むための基本的な流れをステップ別に紹介します。まずは以下の手順でワークフローを構成してみてください。
- リストの作成: List Files/Foldersノードを使い、処理したいファイルの場所を指定してリスト化します。
- ループの開始: Table Row To Variable Loop Startノードを接続し、ファイルパスを一つずつ変数として取り出せるように設定します。
- 処理の実行と終了: 読み込みノード(Excel Reader等)で変数を受け取り、加工処理を行い、最後にLoop Endノードでデータを合体させます。
この仕組みを作っておけば、翌月からデータが増えてもワークフローを変える必要はありません。一度設定してしまえば、あとはKNIMEのワークフローを自動実行!PC起動時に業務を終わらせる方法を組み合わせることで、完全な自動化を実現することも可能です。
自動化で手に入れた時間で、よりクリエイティブな業務を
ループ処理は、KNIMEの中でも特に業務効率化の恩恵を感じやすい機能です。今まで数時間かかっていたデータ加工が、わずか数分、あるいは数秒で終わるようになります。最初は難しく感じるかもしれませんが、一度「ループの型」を作ってしまえば、他の業務にも使い回せる最強の武器になります。
最初はうまくいかないエラーが出ることもあるでしょう。しかし、それはエラーの原因を特定して改善していく過程そのものが、あなたのスキルアップにつながっています。今日から少しずつ、手作業のループから卒業し、データ加工をKNIMEにお任せしましょう。まずは手元の小さなCSVファイルから、ループ処理を試してみてください。
