「エクセル作業を自動化するために便利なツールを見つけたけれど、クラウドサービスだったため、社内のセキュリティ審査で却下されてしまった…」
顧客情報や機密性の高い売上データを扱う事務職にとって、外部のサーバーにデータを送るツールは導入のハードルが非常に高いですよね。
この記事では、厳しいセキュリティ基準を持つ企業でも安心して導入できる、オンプレミス型(インストール型)の無料データ加工ツールについて解説します。事務職のDXは何から始める?非エンジニアの身近な業務自動化ステップを踏まえて、安全に効率化を実現する方法を見ていきましょう。
オンプレミスとクラウドの決定的な違い
最近流行している多くの業務効率化ツールは、クラウド型(SaaS)と呼ばれる形式で提供されています。
これは、ブラウザを通じてインターネット上のサーバーにデータを預け、そこで計算や加工をしてもらう仕組みです。どこからでもアクセスできて便利ですが、会社の重要なデータが一時的にせよ社外に出てしまうというリスクがあります。
一方、オンプレミス型とは、自分たちが普段使っているパソコンや、社内に設置されたサーバーに直接ソフトウェアをインストールして動かす方式です。
インターネットに繋がっていなくても動作するため、情報漏洩のリスクを極限まで抑えることができます。
セキュリティが厳しい企業でのツール選び
金融機関や医療機関、あるいは厳格な社内ルールを持つ企業では、クラウド型のETLツール(データ抽出・加工ツール)の利用が禁止されていることが珍しくありません。
そのため、データを社外に出さずに大量のデータクレンジングや集計を行いたい場合、オンプレミス型のツールを選ぶ必要があります。
しかし、企業向けのオンプレミス型ツールは、導入費用が数百万円規模になることが多く、一つの部署の業務改善のためだけに稟議を通すのは困難です。
インストール型で完全無料のKNIMEという選択肢
そこで救世主となるのが、オープンソースの無料ETLツールであるKNIMEです。
KNIMEは、あなたのパソコンに直接インストールして使う正真正銘のオンプレミス型ツールです。
データの読み込みから、複雑な加工、エクセルへの書き出しまで、すべての処理がパソコンの内部だけで完結します。インターネットの向こう側へデータが送信されることは一切ありません。
最新のModern UIでは、マウス操作で「データの読み込み」から「ExcelのようなVLOOKUP(結合)」、「集計」までを視覚的に組み立てられます。まずは毎月のデータ転記とコピペ作業をやめる!自動化ツールの活用法を参考に、手作業から脱却する準備を始めてみてください。
高額な予算もクラウドの審査も不要なKNIMEを、あなたの部署の強力な相棒として迎え入れてみてはいかがでしょうか。
