毎朝のルーチンワーク、KNIMEに丸投げしませんか?
毎朝出社してすぐに、重たいエクセルを開いてデータを貼り付け、集計ボタンを押す……。そんなルーチンワークに、貴重な午前中の時間を奪われていませんか?もし、あなたがKNIMEでデータ処理のワークフローを作っているなら、その作業はもうボタンを押す必要すらありません。
KNIMEは一度ワークフローを作成してしまえば、コマンドラインやスケジュール機能を使って自動実行させることが可能です。今回は、プログラミング知識が一切不要な、KNIMEの自動化設定について解説します。まずは、エクセルの集計作業をノーコードで完全自動化!事務職向けDXの進め方を参考に、まずは手動で正しく動くワークフローを整えることから始めましょう。
KNIMEの自動実行はWindowsのタスクスケジューラで実現する
KNIME自体に複雑なタイマー機能を持たせるよりも、Windowsの標準機能である「タスクスケジューラ」を利用するのが、非エンジニアにとって最も確実で管理しやすい方法です。これにより、PCが起動しているだけで、指定した時間に勝手にKNIMEが立ち上がり、データ加工から保存までを完結させることができます。
自動実行設定のステップ
- KNIMEのワークフローパスを確認する:KNIMEの画面左側、KNIME Explorerで対象のワークフローを右クリックし、ワークスペース内のフォルダ場所をコピーします。
- バッチファイル(.bat)を作成する:メモ帳を開き、KNIMEの実行ファイルパス(knime.exe)と、先ほどコピーしたワークフローパスを記述します。
- タスクスケジューラに登録する:Windowsの検索窓から「タスクスケジューラ」を開き、「基本タスクの作成」から作成したバッチファイルを指定し、実行タイミングを設定します。
これだけで、あなたの出社時にはすでに最新のデータがExcel形式で出力されている状態を作ることができます。
自動化運用で注意すべきポイント
自動化を成功させるためには、ワークフローがいつでも安定して動く環境を整えることが大切です。特に、チームで共有しているファイルサーバー上のデータを使用する場合は、ファイルパスの記述に注意が必要です。もしチームメンバーと共同でツールを使う場合は、作成したKNIMEワークフローをチームで共有する方法!属人化を防ぐファイル管理術で解説したような、相対パスでの管理を心がけてください。
また、データソースのファイル名が変わったり、フォーマットが崩れたりするとエラーで止まってしまうことがあります。必ず「エラーハンドリング」のノードを組み込み、万が一失敗したときにログが残るようにしておきましょう。自動化は、事務職のあなたが「データを見る専門家」に変わるための強力な武器になります。最初は難しく感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、毎朝のストレスから解放されるはずですよ。
