月末月初になると、各部署から提出される経費精算のデータや、システムから出力した売上データを照合するために、経理部門はエクセルと睨めっこする残業の日々が始まります。
1円のミスも許されないプレッシャーの中で、膨大なコピー&ペーストを繰り返す作業は、精神的にも大きな負担になりますよね。
この記事では、経理業務におけるエクセルの手作業を減らし、正確な集計を自動化するためのDXの進め方を解説します。
経理業務でエクセル集計が限界を迎える理由
経理の現場では、異なる2つのシステムから出力されたデータを突き合わせる突合作業が頻繁に発生します。
この時、多くの担当者がVLOOKUP関数を使ってデータを紐付けようとしますが、データ量が多いとエクセルが再計算の途中でフリーズして動かなくなる限界に直面します。
さらに、部署ごとに微妙にフォーマットの違うエクセルファイルを一つにまとめる作業など、人間が手作業で行うにはリスクが高すぎる工程が多すぎることが、経理のDXを阻む大きな壁になっています。
ノーコードツールで自動化しやすい経理の作業
こうした経理特有の悩みを解決するのに最適なのが、画面上のアイコンをパズルのようにつないで処理を作るノーコードのデータ処理ツールです。
プログラミングができない経理担当者でも、以下のような作業を安全に自動化できます。
- 複数の銀行口座からダウンロードしたCSVの入出金明細を、一つのファイルに全自動で縦に結合する
- 取引先名に入っている株式会社や(株)といった表記ゆれを全自動で統一して名寄せする
- 売上データと入金データという2つの異なる表を横に結合し、金額が一致していない行だけを抽出してアラートを出す
手作業によるミスをなくすツール活用
マクロ(VBA)を使ってこれらを自動化しようとすると、作った担当者が退職した瞬間に誰も直せなくなるというブラックボックス化のリスクがあります。
しかし、ノーコードツールであれば処理の流れが図解されているため、監査の際にもどのような計算手順を踏んでいるかを客観的に説明しやすくなります。
手作業によるコピー&ペーストや関数の入力ミスに怯える時間を減らし、無料のツールを使って正確で素早い経理の自動化基盤を作っていきましょう。
