エクセルで売上表を作る時、単価のセルと数量のセルを掛け算して合計金額を出したり、消費税をかけたりする作業は日常茶飯事ですよね。
KNIMEでも、エクセルの数式バーに入力するのと同じ感覚で、列同士の四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)を簡単に行うことができます。
この記事では、数値データの計算を自動化するMath Formula(マスフォーミュラ)ノードの使い方を解説します。
Math Formulaノードとは?
KNIMEで数字の計算を担当するのがMath Formulaノードです。
エクセルでは1行ずつ数式をコピーして下に貼り付ける必要がありますが、このノードを使えば、指定した計算式を一瞬ですべての行に適用してくれます。
空白セルにゼロを埋める処理などを事前に済ませておくと、計算エラーが起きにくくなります。
ノードの設定手順(Modern UI版)
- キャンバスに配置する:画面左側の+ボタンからMath Formulaを検索し、キャンバスに配置して線をつなぎます。
- 設定画面を開く:ノードをダブルクリックして設定画面を開きます。
計算式の作り方と出力設定
設定画面の中央に、計算式を入力するための広い白いスペース(Expression欄)があります。
ここに数式を作っていきますが、キーボードで列の名前を手入力する必要はありません。
単価と数量を掛け算する場合
画面左側にあるColumn Listという場所に、読み込んでいるデータの列名(単価や数量など)が並んでいます。
- Column Listの中から単価をダブルクリックします。すると白いスペースに$単価$と入力されます。
- 次に、キーボードで掛け算の記号である *(アスタリスク)を入力します。
- 再びColumn Listから数量をダブルクリックします。
これで $単価$ * $数量$ という計算式が完成しました。エクセルの =A2*B2 と全く同じ意味です。
消費税を計算したい場合は、$単価$ * $数量$ * 1.1 のように直接数字を打ち込むことも可能です。
計算結果をどこに出力するか決める
画面の左下にあるAppend Columnという項目にチェックを入れ、その横の枠に合計金額などの新しい列の名前を入力します。
こうすることで、元のデータはそのまま残しつつ、右端に計算結果の新しい列が追加されます。
設定が終わったらOKを押し、ノードの上の緑色の実行ボタンをクリックします。
計算が終わったデータをExcel Writerノードで書き出して確認すると、エクセルで数式を組んだ時と同じように綺麗に計算されているはずです。
