最近、社内で「うちの部署でもDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しよう!」という言葉をよく耳にするようになったかもしれません。
しかし、IT部門ではない普通の事務職にとって、DXと言われてもピンとこないのが本音ですよね。
この記事では、プログラミングができない非エンジニアの事務職が、日々の業務の中で無理なくDXの第一歩を踏み出すための具体的なステップを解説します。
事務職にとってのDXとは「脱・単純作業」
世間ではAIやビッグデータといった壮大な言葉が並びますが、現場の事務職にとってのDXの正体は、これまで人間の手と目で行っていた単純作業をデジタルツールに任せることです。
たとえば、毎月システムからデータをダウンロードし、複数のエクセルファイルを開いてコピペで転記する作業は、人間が時間をかけてやるべき仕事ではありません。
こうした手作業の時間をツールの力でゼロに近づけ、浮いた時間で「このデータからどんな課題が見えるか」を考えることこそが、事務職に求められるDXの本来の姿です。
ステップ1:毎月のルーティン業務を洗い出す
いきなり高度な自動化を目指す必要はありません。まずは、自分が毎月あるいは毎週、無意識に繰り返しているエクセルの作業を紙に書き出してみましょう。
- 送られてきたデータの不要な列を削除している
- VLOOKUP関数で別の表から商品名を引っ張ってきている
- 空白セルにゼロを手入力している
このように、誰がやっても同じ結果になるルールの決まった作業が、自動化の最初のターゲットになります。
ステップ2:ノーコードツールで小さく試す
自動化の対象が決まったら、次はそれを実現する道具を選びます。
ここでエクセルマクロ(VBA)の分厚い本を買ってプログラミングの勉強を始めてしまうと、高確率で挫折してしまいます。
非エンジニアには、画面上のアイコンをつなぐだけで処理の流れを作れるノーコードツールが最適です。
会社の承認を得て高額なシステムを入れる前に、まずは完全無料で自分のパソコンにインストールできるKNIMEなどのツールを使って、自分の担当業務だけをこっそり自動化してみましょう。
KNIMEの基本的な操作手順を少しずつ覚えながら、手作業がボタン一つで終わる感動を味わってみてください。
あなたが作った小さな自動化の仕組みが、やがて部署全体、そして会社全体の大きなDXへとつながっていくはずです。
