エクセル作業の中で最もよく使う機能といえば、別々の表を紐付ける「VLOOKUP関数」ですよね。
しかし、VLOOKUP関数はデータ量が増えるとエクセルが重くなる原因になります。
ノーコードツールのKNIMEを使えば、100万行のデータであっても一瞬で紐付けが完了します。
この記事では、KNIMEでVLOOKUPと同じ役割を果たす「Joiner(ジョイナー)」というアイコン(ノード)の使い方を、優しく解説します。
Joinerノードとは?
KNIMEでは、データとデータをくっつける処理のことを「結合(Join)」と呼びます。
その結合を行うための専用ツールが「Joiner」ノードです。
エクセルのVLOOKUPは「探したい値、範囲、列番号、完全一致かどうか」と複雑な数式を入力する必要がありますが、Joinerノードなら「どの列とどの列をキーにしてくっつけるか」をマウスで選ぶだけで終わります。
数式のエラー(#N/Aなど)に悩まされることもなくなりますよ。
Joinerノードでデータを結合する手順
売上データ(左側の表)に、商品マスタ(右側の表)から商品名を引っ張ってくる場面をイメージして、設定を進めていきましょう。
- ノードを配置する:画面左下の検索窓で「Joiner」と入力し、出てきたアイコンを真ん中の白いキャンバスにドラッグ&ドロップします。
- 線をつなぐ:読み込んである2つのデータ(Excel Readerノードなど)から線を引っ張り、Joinerノードの左側にある2つの入力ポート(黒い三角形)にそれぞれつなぎます。上が基準となる表、下が引っ張ってきたい表です。
- 設定画面を開く:Joinerノードをダブルクリックして設定画面を開きます。
- 結合キーを選ぶ:「Match Criterion」というタブで、左右の表の共通キー(例えば「商品コード」)を選択します。これがVLOOKUPでいう「検索値」にあたります。
- 必要な列だけを選ぶ(任意):「Column Selection」タブに移動し、結合した後に不要な列があれば除外することができます。設定が終わったらOKを押します。
結合モードの違いを知っておこう
Joinerノードの設定画面の下のほうにある「Join Mode」は非常に便利な機能です。状況に合わせて使い分けましょう。
- Inner Join:両方の表に共通して存在しているデータだけを残します。
- Left Outer Join:上のポートにつないだ表(左側の表)のデータをすべて残しつつ、下の表からデータを引っ張ってきます。エクセルのVLOOKUPと全く同じ動きをするのは、このLeft Outer Joinです。
設定が完了したら、緑色の実行ボタン(Execute)を押すだけで、一瞬にしてデータの紐付けが完了します。
最初は見慣れない画面かもしれませんが、一度設定してしまえば、来月からはデータを差し替えて実行ボタンを押すだけで作業が終わります。
ぜひ、お手元のデータでJoinerノードの快適さを体験してみてくださいね。
