毎月の売上集計や在庫管理で、「エクセルが固まって動かない…」「保存に何分もかかる…」とイライラした経験はありませんか?
特に、別シートからデータを引っ張ってくるVLOOKUP関数を何千行、何万行とコピーすると、パソコンのファンが唸り声を上げてフリーズしてしまうことがよくあります。
この記事では、エクセルが重くなる根本的な原因と、手作業のストレスから解放される画期的な解決策をご紹介します。
なぜVLOOKUP関数を使うとエクセルが重くなるのか?
エクセルが重くなる最大の原因は、パソコンのメモリ不足と再計算の負荷です。
VLOOKUP関数は、指定した範囲の中から一致するデータを探し出すという複雑な処理を行っています。たとえば、1万行のデータに対してVLOOKUPを入力すると、エクセルはデータが更新されるたびに1万回も探し物をし直すことになります。
さらに、色付きセルなどの書式設定が加わると、ファイルサイズはどんどん肥大化します。これが、編集中に突然「応答なし」になってしまう大きな理由です。
エクセルのフリーズを回避する一時的な対策
どうしてもエクセルで作業を続けたい場合の、応急処置をいくつかご紹介します。
- 数式を値に貼り付け直す:VLOOKUPでデータを引っ張ってきた後、その列をコピーし、「値として貼り付け」で数式を消してしまう方法です。再計算が走らなくなるため、動作は軽くなります。
- 計算方法を手動にする:エクセルの「数式」タブから、計算方法の設定を「手動」に変更します。これで文字を入力するたびに固まることは防げますが、手動で再計算(F9キー)をするのを忘れると、古いデータのままになってしまう危険があります。
しかし、これらはあくまで一時的な対処療法です。毎月同じ作業を繰り返すなら、もっと根本的な改善が必要です。
VLOOKUPの限界を感じたら「ノーコードツール」への乗り換え時
数十万行のデータ結合や、毎月繰り返す作業があるなら、エクセル以外のツールに任せるのが一番の解決策です。
プログラミングの知識がない文系事務職の方に特におすすめしたいのが、無料で使えるデータ分析ツール「KNIME(ナイム)」です。
KNIMEを使えば、エクセルでは数分かかっていた数十万行のデータ紐付けが、たった数秒で完了します。しかも、一度作業の流れを作ってしまえば、来月からはボタンを1つ押すだけで処理が終わるようになります。
「英語のツールは難しそう」と感じる方は、まずはKNIMEのインストールと使い方の記事を読んで、どんなことができるのかイメージを掴んでみてください。
また、実際にVLOOKUPと同じ作業をKNIMEで行う手順については、KNIMEでVLOOKUPの代替をするJoinerノードの使い方で詳しく解説しています。
エクセルのフリーズ待ちで無駄にしている時間を減らし、定時で帰れる快適な環境を手に入れましょう!
