毎月のExcelデータ、使わない列が多くて重くなっていませんか?
社内システムからダウンロードしたデータや、他部署から共有された売上リスト。実際に使うのは売上日、商品名、金額の3つだけなのに、横に何十列もの余計な項目が並んでいて、目がチカチカした経験はありませんか?
Excelで不要な列を一つずつ非表示にしたり、列ごと削除したりする作業は、地味に手間でミスも発生しやすいものです。しかも、データ量が多いとExcelの動作が急に重くなり、固まってしまう原因にもなります。
プログラミングができない元・文系事務職の私を救ってくれたのが、ノーコードデータ分析ツールのKNIMEです。KNIMEの「Column Filter」というノードを使えば、大量のデータから必要な列だけをマウス操作で一瞬で抽出できます。毎月のExcelコピペや削除作業にサヨナラして、スマートに業務を効率化しましょう。
Column Filterノードの基本的な使い方
Column Filter(カラム・フィルター)は、Excelでいうところの「不要な列を削除する」または「必要な列だけを選んでコピーする」操作を自動で行ってくれる、KNIMEの超基本ノードです。直感的でわかりやすい設定画面なので、初めて使う方でもすぐにマスターできます。
列を抽出・除外する3つのステップ
- ステップ1:Column Filterノードを配置する
画面左側のノードリポジトリから「Column Filter」を探し、キャンバスにドラッグ&ドロップします。そして、データが読み込まれている前段のノード(Excel Readerなど)と矢印で繋ぎます。 - ステップ2:設定画面を開いて列を選択する
Column Filterノードをダブルクリックして設定画面を開きます。画面は大きく左側の「Exclude(除外する列)」と右側の「Include(抽出する列)」に分かれています。 - ステップ3:必要な列を右側へ移動させる
残したい列を左側から選択し、中央の「>」ボタンを押して右側の「Include」に移動させます。逆に、不要な列はすべて「Exclude」に残しておくだけです。最後に適用ボタンを押してノードを実行すれば、一瞬でスッキリとしたデータが完成します。
ワイルドカードやデータ型でスマートに絞り込む方法
Column Filterのすごいところは、特定の名前の列だけでなく、特定の条件に一致する列をまとめて処理できる点です。設定画面上部にある「Wildcard/RegEx Selection」を選ぶと、例えば「売上*」と入力するだけで、売上金額や売上日といった「売上」から始まるすべての列を自動で抽出できます。
また、「Type Selection」を選べば、数値データ(IntegerやDouble)の列だけをまとめて残すといった、データ型に基づいた高度な絞り込みもマウス操作だけで完結します。
実際の業務で役立つ!Row FilterやColumn Resorterとの組み合わせ
実務のデータ整理では、列の絞り込みだけでなく、行の絞り込みや並び替えを同時に行うケースがほとんどです。KNIMEの強みは、これらの操作を行うノード同士をパズルのように繋げられる点にあります。
例えば、特定の日付や特定の部署のデータだけに絞り込みたいときは、行を条件指定で抽出する Row Filterノードの使い方 を参考にしながら、Column Filterの前後に対象のノードを配置してみましょう。これで、縦にも横にも無駄のない、完璧に整理された表データが簡単に出来上がります。
さらに、必要な列を抽出した後に「表示順をExcelのように見やすく並び替えたい」という場合は、列の順番を並び替える専用のノードである Column Resorterノードの使い方 をマスターして組み合わせるのがベストです。この2つのノードをセットで使うことで、社内提出用としても十分に通用する綺麗なレポートフォーマットを自動生成できるようになります。
データの整理整頓が業務自動化の第一歩
今回ご紹介したColumn Filterノードを使えば、手作業で行っていたExcelの列削除やコピー作業が完全に自動化されます。一度ワークフローを作ってしまえば、翌月からはボタンを1回クリックするだけで、どれだけデータが大量でも一瞬で処理が終わります。
文系でプログラミングの知識がなくても、KNIMEを使えば複雑なコードを書かずに、直感的な操作だけでデータ前処理のプロになれます。まずは身近な「横に長い重いExcelシート」をすっきり整理することから、業務改善の一歩を踏み出してみませんか?あなたのデスクワークが劇的にラクになるはずです。
