会社の業務を自動化しようと調べた時、RPAという言葉と、当サイトで紹介しているようなノーコードのデータ処理ツール(ETLツール)の2つに行き着くことが多いと思います。
どちらも手作業を減らしてくれる便利な魔法の杖のように見えますが、実は得意な仕事が全く異なります。
この記事では、エクセル作業を自動化したい事務職の方に向けて、2つのツールの違いと使い分けの基準を解説します。
RPAが得意なのは「人間の代わり」
RPAは、人間がパソコンの画面上でマウスをクリックしたり、キーボードを叩いたりする動きをそのまま記憶して再現するツールです。
たとえば、Webシステムにログインしてボタンを押し、画面の文字をコピーしてエクセルに貼り付ける、といった作業が大得意です。
システム同士が直接連携できない場合に、人間の手や目の代わりになって画面を操作してくれる頼もしいロボットです。
ノーコードETLが得意なのは「裏側での大量処理」
一方、KNIMEなどのノーコードETLツールは、画面の操作を真似るのではなく、データの計算や加工そのものを裏側で一気に処理するツールです。
10個のエクセルファイルの中身を1つにまとめたり、100万行のデータから特定の文字を探し出したりする作業は、RPAにやらせると画面がチカチカ動いて非常に時間がかかり、途中でエラーになって止まってしまうことがよくあります。
しかし、ETLツールならファイルを裏側で読み込んで数秒で処理を終わらせてしまいます。
エクセルの集計や加工作業はどちらが正解か
もしあなたの悩みが、毎月の売上データを綺麗に整えたり、マクロの代わりにVLOOKUPのような紐付けを自動化したいということなら、選ぶべきは圧倒的にノーコードETLツールです。
RPAは画面のデザインが変わるとロボットが迷子になって止まってしまいますが、ETLツールはデータの列名や中身だけを見ているため、非常に安定して動き続けます。
WebからデータをダウンロードするまではRPAに任せ、ダウンロードした後の複雑なエクセルの集計作業はKNIMEに任せる、といった適材適所の使い分けができれば、あなたの部署の業務効率化は一気に加速しますよ。
